生漢煎やツムラやクラシエなど主要6社の防風通聖散を徹底比較!

防風通聖散という漢方は、生漢煎の他にもツムラの「ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒」やクラシエの「コッコアポEX錠」、ロート製薬の「和漢箋 新・ロート防風通聖散錠満量」や小林製薬の「ナイシトールZ」など、様々なものがあります。防風通聖散という名前を使っているものから使っていないものまであり、同じメーカーでも複数の商品が出ていたりして、かなり調べ込まないとどの防風通聖散を選べばいいのかわからなくなりがちです。

 

そこでこのページでは、主要メーカー6社の防風通聖散を一通りピックアップし、選び方のポイントをまとめた上で、具体的にどの防風通聖散がおすすめなのかを徹底比較していきたいと思います。

 

【目次】

 

満量処方って何?調べ込まないとわからない防風通聖散比較のポイントとは?

防風通聖散の比較をする際に絶対に知っておかなければならないことが1つあるので、それをまずご紹介したいと思います。それは満量処方という概念です。

 

漢方薬は、処方ごとにどの生薬を組み合わせて、それぞれ何グラムづつ混ぜて1日分の薬にするのか、というのが細かく定められています。

 

例えば、防風通聖散の例で言うと、12世紀の中国である金王朝の時代の書物「宣明論」にレシピが載っており、トウキ(当帰)、シャクヤク(芍薬)、センキュウ(川芎)、サンシシ(山梔子)、レンギョウ(連翹)、ハッカ(薄荷)、ショウキョウ(生姜)、ケイガイ(荊芥)、ボウフウ(防風)、マオウ(麻黄)、ダイオウ(大黄)、ボウショウ(芒硝、硫酸ナトリウムのこと)、ビャクジュツ(白朮)、キキョウ(桔梗)、オウゴン(黄芩)、カンゾウ(甘草)、セッコウ(石膏)、カッセキ(滑石)の18種類の生薬を決められた割合で混ぜる旨が書かれています。

 

この1日分と決められた生薬の分量を全量混ぜ合わせている処方のことを満量処方といいます。

 

そして、現在市販されている防風通聖散には、満量処方でないものが大半です。満量処方の半分の量の生薬しか使っていない1/2処方のものだったり、1/3の生薬しか使っていない1/3処方のものなどがあります。

 

なので、防風通聖散を比較する際には、単純に価格だけを比較するのではなく、まず満量処方であることを確認した上で、1日あたりの値段を比較していく必要があります。満量処方であれば、細かなレシピの違いや生薬以外の混ぜものによる分量の違いがあっても効果は変わりませんので、まずはそれが満量処方なのか、1/2処方なのかといった部分を見ていくのがよいです。

 

それでは、具体的に市販の防風通聖散の主要6社の比較をしていきたいと思います。

 

生漢煎、ツムラ、クラシエ、ロート製薬、小林製薬、北日本製薬の6社の防風通聖散を徹底比較!

生漢煎、ツムラ、クラシエ、ロート製薬、小林製薬、北日本製薬の主要6社が出している計14商品の防風通聖散の比較結果は下記のとおりです。

商品名

メーカー名

処方量

1日あたりの価格

生漢煎 防風通聖散 アイン製薬 満量処方 130円
和漢箋 新・ロート防風通聖散錠満量 ロート製薬 満量処方 240円
ナイシトールZ 小林製薬 満量処方 267円
ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒 ツムラ 1/2処方 171円
コッコアポEX錠 クラシエ 3/5処方 153円
コッコアポプラスA錠 クラシエ 1/2処方 150円
防風通聖散料エキス錠クラシエ クラシエ 1/2処方 166円
防風通聖散料エキス顆粒クラシエ クラシエ 1/2処方 200円
和漢箋 新・ロート防風通聖散錠Z ロート製薬 3/4処方 170円
和漢箋 新・ロート防風通聖散錠T ロート製薬 2/3処方 135円
ナイシトールG 小林製薬 3/5処方 185円
ナイシトール85a 小林製薬 1/2処方 160円
防風通聖散料エキス錠「創至聖」 北日本製薬 2/3処方 152円
防風通聖散料エキス錠「東亜」 北日本製薬 1/2処方 124円

 

こうして防風通聖散の比較をしてみると、14商品もの防風通聖散がある中で、満量処方のものはわずか3商品しかないということがわかります。その中でもアイン製薬の生漢煎 防風通聖散は、1日あたり130円、30日分が3900円と満量処方の防風通聖散の中で、圧倒的な最安値を誇ります。

 

私自身も、現在は生漢煎 防風通聖散を使っていますが、その理由は、満量処方なのに圧倒的に安く手に入るところにあります。防風通聖散を使ってダイエットを行うなら、生漢煎 防風通聖散を使うのがよいでしょう。

 

生漢煎やツムラやクラシエなど主要6社の防風通聖散を徹底比較!

 

(参考)満量処方の防風通聖散の有効成分量と原生薬量の比較データと漢方は処方量で比較をすべき理由

防風通聖散の比較に関する結論は、上記の処方量と価格の比較結果で出ているので、ここからはあくまで細かいデータも知りたいという方向けの補足的な参考データになります。

 

防風通聖散の比較の方法は、処方量による比較の他に、防風通聖散のパッケージに記載されている有効成分量による比較(4500mg配合など)と、原生薬量による比較(原生薬換算量27.1gなど)の方法もあるので、満量処方の防風通聖散に関して、それらのデータも紹介します。

商品名

生漢煎 防風通聖散

和漢箋 新・ロート防風通聖散錠満量

ナイシトールZ

メーカー アイン製薬 ロート製薬 小林製薬
1日あたりの価格 130円 240円 267円
有効成分量(mg) 4500 5000 5000
原生薬量合計(g) 27.1 27.2 27.1
トウキ 1.2 1.2 1.2
シャクヤク 1.2 1.2 1.2
センキュウ 1.2 1.2 1.2
サンシシ 1.2 1.2 1.2
レンギョウ 1.2 1.2 1.2
ハッカ 1.2 1.2 1.2
ショウキョウ 0.3 0.4 0.3
ケイガイ 1.2 1.2 1.2
ボウフウ 1.2 1.2 1.2
マオウ 1.2 1.2 1.2
ダイオウ 1.5 1.5 1.5
ボウショウ 1.5 1.5 1.5
ビャクジュツ 2 2 2
キキョウ 2 2 2
オウゴン 2 2 2
カンゾウ 2 2 2
セッコウ 2 2 2
カッセキ 3 3 3

 

3つの満量処方の防風通聖散で、値が異なる部分だけわかりやすく赤字にしました。微妙に値が異なるところがあることがわかるかと思います。漢方というのは料理の味付けと同じで生薬のバランスがとても重要なのです。

 

例えば料理で、砂糖大さじ1杯と醤油大さじ1杯を入れるとちょうどよい味付けになる甘辛の煮物があったとして、砂糖大さじ1杯と醤油大さじ2杯にしたら、調味料合計大さじ3杯配合だからもっとおいしい!とはなりませんよね?

 

各生薬のバランスを踏まえた処方量ではなく、合計値である有効成分量や原生薬量で比較をするのは、調味料合計でおいしさを比較しているようなおかしな比較になってしまうのです。

 

漢方は、まず乾燥させた状態の各生薬(マオウやショウキョウなど)があって、それらの重量の合計が原生薬量になります。そして、それら生薬を煎じて得られるエキス量が有効成分量となりますが、煎じ方やエキス濃縮の工夫などにより、同じ原生薬量でも表記上の有効成分量が変わってくるのです。

 

これが単一有効成分のものが多い西洋薬と、様々な成分が混ざった生薬から作られる漢方の違いです。

 

結論を再度書くと、防風通聖散の成分比較方法には、処方量による比較と、有効成分量による比較、原生薬量による比較の3種類があるのですが、どの方法の比較が一番よいかというと、満量処方とか1/2処方といった処方量での比較です。

 

上記3つの防風通聖散は、すべて満量処方のものなので、効果は変わらないため、値段の一番安い生漢煎 防風通聖散がお得という結論になります。

 

生漢煎やツムラやクラシエなど主要6社の防風通聖散を徹底比較!